2023年の北海道は、早いペースで雪解けが進みました。
例年であれば、GW(ゴールデンウィーク)前後に冬タイヤ→夏タイヤに履き替えますが、今年は4月になり早々にタイヤ交換を行いました。
タイヤ交換に必要な工具類
タイヤ交換には、以下の工具類を準備しました。
1 車載工具から
・ ジャッキ(本体+ハンドル)
2 車載工具以外から
・ 十字レンチ
・ トルクレンチ
・ タイヤバルブレンチ(タイヤの虫まわし)
・ バルブコア(タイヤのむし)
・ 空気入れ
十字レンチは、私が使用しているモノが見つかりませんでした。
同等品を紹介します。
トルクレンチは、車にもバイクの整備にも使えています。
タイヤバルブレンチのこの形は、当初
え!ゴツくない?
と思いましたが、実際に使ってみると、
この形が使いやすいです。
空気入れも、私が使用しているモノが見つかりませんでした。
同等品を紹介します。
タイヤ交換の作業手順
今回行った私の作業手順は、以下のとおり。
夏タイヤの空気圧チェックを、何時やるべきかは考えどころですが、
私は、装着してから最後にやる派です。
1 冬タイヤを外す
2 夏タイヤを装着する・ナットを締める
3 夏タイヤの空気圧をチェックする
冬タイヤを外す
車載工具のジャッキで車体を揚げ、冬タイヤを外します。
シーズン中にタイヤが受けたダメージや摩耗状態を確認したり、
タイヤを外した後の、サスペンションやブレーキ周辺、
ホイルハブの状況もこの時が一番確認しやすいです。
サスペンションやホイルハブの状況が、外見確認できます。
ホイル中央部のサビ状況が進んでいたので、気になるところにシャシーブラックを塗って、乾燥中の写真です。
冬タイヤを装着中は見えませんが、夏タイヤでは目立ってしまう、後輪のハブ中央部のサビを金ブラシで軽く落としてから、シャシーブラックで化粧しました。
外した冬タイヤは、タイヤ全周のダメージや摩耗状況を確認して、来シーズンも使用出来るか見極めます。
このタイヤは異常なしで、格納前の様子です。
「R・R」とは、「右・後ろ」という意味です。
来シーズンの装着時、目印となります。
夏タイヤを装着する・ナットを締める
夏タイヤを装着して、トルクレンチを使用し規定トルクで締めます。
ナットの締め付けトルクは95N/m
一度「98」に合わせ、「3」目盛戻します
正確なトルクの掛け方
⇦部分を保持して支点にして、
○部分のラインを動点として引き上げます。
ブレイク式のトルクレンチでは、規定トルク時に「カッチン」音がして、レンチがブレイクします。
この「カッチン」を何度も鳴らす方もいますが、私は1〜2回派です。
何度も鳴らすのは、オーバートルクの原因になると思うからです。
夏タイヤの空気圧をチェックする
夏タイヤを装着してから、空気圧をチェックします。
ほとんどの場合、保管中にエアーが抜けてしまい、規定値外になっています。
ジムニーの適正なタイヤ空気圧
前輪:1.6kgf/㎠ → 23PSI
後輪 :1.8kgf/㎠ → 26PSI
運転席のドアを開けると、ドアラッチの受け部周辺に、表示されています。
単位の換算には、以下の文献を参考にしました。
写真ではわかりにくいですが、
「やっぱ、減っているよネー」の
写真です。
空気を規定値に入れた後、エア漏れチェックをしますが、右の前輪だけが何度入れ直してもエアが漏れていました。
バルブの根本のナットを締め直しても、バルブコア(むし)を締め直してもダメ
バルブコアを交換します。
不良品:左側
良品 :右側
取り外した不良品も、何処が不良なのかわかりませんでした。
でも、コイツは漏れます。
過去、バイクのチューブを交換した時に、取り外したチューブからバルブコアを確保していましたので、再利用です。
バイク用のタイヤについていたものが、車に使えるか試しましたが、問題なさそうです。
タイヤ交換後の着意事項
50km前後、走行してから
ホイルナットの再締め付け
タイヤ空気圧のチェック をします。
1 ホイルナットの再締め付け
トルクレンチで「カッチン」を1回ずつ
2 タイヤ空気圧のチェック
ガソリンスタンドやカー用品のショップでエアタンクを借りて実施することが多い
車の足回りが、なんだか軽くなったような気分になりますが、
早朝や山間部などでは、4月の北海道は油断できません。
足元に注意して走行する日が続きます。
皆様もどうぞ御安全に。