父、襲来

25年ぶりに父親が我が家にやって来た件

父と同居する妹が私にLINEで知らせてきました
「長時間車に乗っているのも面倒臭がるのに
どうしても行かなきゃいけないんだって
週末に連れていきたいんだけど大丈夫?」と妹

私は不定期に実家の方へ出向いて
お互いの近況を確認しあっておりました
今回は出不精な父(86歳)が珍しく
私の住処に来ると言い出したのでした

断る理由もないので承諾をしました
「珍しいなどうした?
寿命が近づいてきたか?いつぶりかな?」
前回は私が家をローンで購入した時でしたから
実に25年ぶりでした

私の実家は車で日帰りできる距離にあります
今は妹が父と二人暮らしをして
家と父の生活を守っております

前回の父の訪問を受けて以来
私にも様々な変化がありました

子供たちの成長と独立
妻との別居
家の売却
離婚
そして一番最近のイベントは離職でした

この間私は3度の転居を繰り返しました
現在は1LDKの賃貸アパートに収まっています

狭い我が家に妹の運転する車で連れてこられた父は
言葉少なでした
もっぱら妹と私のやり取りをただ聞いているようでした
「あんなに来たがっていたのに感想とかないの?」と
妹に促されるほどでした

私は二人を近くの定食屋に連れて行きました

意外だったのは
父が高齢にもかかわらずしっかりと食事ができたことでした

「好きなものは結構食べられるようになったんだよね」と妹
父は一時期食が減り
会う度に細くなっておりましたが
最近は回復したようでした

私は別れ際に父に聞いてみました
「今のアパートはどうだった?狭かったでしょ?」
「一人なら良いんじゃないか」と父
本当にそう思っているのかは
わかりませんでした

「今年の年末はゆっくり(実家に)来れるんじゃない?いつでも良いよ決まったら知らせて」と妹

妹に感謝しながら車が行くのを見送りました

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この記事を書いた人

北海道在住
おっさんライダー(DAEG→SEROW225→KLX250→Tenere700)
夏季は、林道でバイクを倒したり、
起こしたり、下敷きになったり
冬季は、主に冬眠中

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