おっさんの健康管理で大切なことと言えば、食う、寝る、時々運動
男も、ある程度歳を重ね「おっさん」領域に入ってくると、誰も健康管理に注意してもらえません。
職場での責任は、若い頃よりは多少重くなりました。世間様からも「アイツはもう大人だから、自分のことは自分で処置できるだろ。」と言う事になり、仕事以外の余計な心配はしていただけません。
家庭があれば、家長としての役割は果たさねばなりませんが、こと、当人の体調管理は自己責任
こうなれば、自分の管理は、自分で行う他ありません。
おっさんの健康管理で大切な事 最初に来るのが「食」
おっさんの健康管理で大切な要素といえば、
1 食べること………「食」
2 寝ること…………「睡眠」
3 時々運動すること「運動」 であると考えます。
単身生活を含め、自炊生活10年以上となってしまった私が、今回は、「食」について述べたいと思います。
少し前に、『じゃりン子チエ』と言う漫画の一場面が話題になっておりました。
主人公のチエちゃんの祖母が、チエちゃんに人生で大切なことを諭すのですが、その言葉に
「人間に一番悪いのは、腹が減るのと寒いゆうこと。」と言うのがあり
「メシも食べんとモノ考えると、ロクな想像しない。」
「ひもじい、寒い、もお死にたい。不幸はこの順番に来る。」と言うのです。
やはり、しっかり食べると言うことは、自分から不幸を遠ざけるために、大切な事なのだと納得したものでした。
安くて効果的「納豆」
しっかり食べたいけど、凝った料理は面倒
高い食材だと、生活費を圧迫して、長続きしない。
どこでも簡単に手に入り、安くて、調理は簡単、しかも栄養があって体にも良い
これらの条件を満たす食材こそ「納豆」なのです。
健康食としての「納豆」
健康食品である「納豆」の良さを以下に解説します。
「納豆菌」の効果 その1 ビタミンB群とビタミンKを増幅させる
発酵食品として、味噌やチーズ、日本の漬物をはじめキムチ等も有名ですが、いずれも栄養価が高いことで知られています。
納豆に含まれる「納豆菌」は、発酵作用により、大豆に含まれるビタミンB群やビタミンKを増幅させ、この内ビタミンのB群は、体内の糖質、脂質、タンパク質の代謝を促し、爪や肌、髪などを健康に保ったり、運動に必要なエネルギーを生み出すことに効果があります。
またビタミンKは、カルシウムの吸収を促し、丈夫な骨作りを助け、骨粗しょう症の予防に役立ちます。
「納豆菌」の効果 その2 腸内環境を整える
また「納豆菌」は、胃酸で溶けずに生きて腸まで到達し、腸内の乳酸菌などの善玉菌の働きを助け、その結果、便秘の改善や肥満病の予防に効果があることが知られています。
「ナットウキナーゼ」の効果
納豆のネバネバの中には「ナットウキナーゼ」と言う成分が含まれており、血液の素となるタンパク質をイイ具合に分解し、血液をサラサラにします。
これにより、脳梗塞や心筋梗塞、高血圧を予防します。
「イソフラボン」の効果
納豆に含まれる「イソフラボン」は、ワインに含まれることで有名なポリフェノールの1種で、女性ホルモンである「エストロゲン」と同じような働きをすると言われています。
女性ホルモンと聞くと「おっさん」には関係ないかなと思われますが、これが不足すると肌荒れやシワができたり、女性の場合はイライラしたり火照りなどの更年期障害の症状を発症すると言うのですから、これを聞くとちょっと無視できません。
「納豆」を摂取する際の注意点
ここまでは「納豆」の良い事ばかりでしたが、気をつけなければならないポイントもあります。
食べ過ぎに注意
納豆に含まれる「イソフラボン」は、1日の摂取目安が70〜75mgと定められました。(安全食品委員会「食べ物に関するミニ知識」2014)目安です。
過剰に「イソフラボン」を摂取すると、肌れや肥満、下痢の症状を発すると言われています。
また、納豆に含まれる「セレン」というミネラルは過剰摂取により、腸障害や爪の変形などの症状が出る可能性があると言われています。
さらに、納豆には「プリン体」も含まれているので、摂りすぎると痛風の原因になると考えられます。
しかし、先ほどの基準を超えたからと言って、すぐにネガティブな症状は出ないとされていますので、あくまでも目安という事です。
「ナットウキナーゼ」は熱に弱い
「ナットウキナーゼ」は、加熱によって失われてしまいます。「ナットウキナーゼ」の効用を期待するのであれば、加熱せず摂取することが望まれます。
しかし、加熱によって失われてしまうのは、「ナットウキナーゼ」のみで、 他のタンパク質やビタミンといった栄養成分が消えてしまうわけではないので、これも神経質になりすぎないようにしたいものです。
結論「納豆」アリです
私は、朝と晩に食してます。
朝は、インスタントの味噌汁に入れて、晩は、蕎麦つゆに入れて、ササっと食べることが多いです。
お陰さまで、今年で55歳になりましたが、
健康診断でB判定をいただいたことがありません。
私を、丈夫に産み育ててくれた親と、「納豆」に感謝です。
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