Tenere700 タイヤ交換に挑戦 MICHELIN ANAKEE WILD から MOTOZ Tractionator RallZ へ

前回のタイヤ交換から6200kmを越えた MICHELIN ANAKEE WILD から
初めての MOTOZ 社製となる
Tractionator RallZ へ
Tenere700に乗り出してから初となる
タイヤ組替え交換作業に挑戦しました

目次

6200kmを越えたタイヤの外観

6200kmを使ったタイヤは、こんな感じ
オンロードのみなら、まだ行けそうです

オフロード走行は
乾燥した砂利道:行けるかな
濡れた土・深砂:行きたくない💦

交換のために調達したタイヤと今までのタイヤ遍歴 Tenere700編

交換するタイヤ

今回の交換のために
用意したタイヤはこれです

MOTOZの
Tractionator RallZ

メーカーHPでは

  • 人気の Tractionator Adventure をベースにしていますが、あらゆる天候下でよりアグレッシブなオフロード トラクションを発揮します。
  • 合理的なオンロードマナーを備えたオフロードパフォーマンス…

追加情報では
オンロード:20%
オフロード:80%

と、オフロード重視の性能です。

これまでのタイヤ遍歴

一番最初に履いていたタイヤから
今までを振り返ると


スクロールできます
タイヤ使用感・感想走行距離私的評価

PIRELLI SCORPION RALLY
純正で採用されている
オンロード性能はOK
KLXで行けた所で、コケまくった
5500km

MICHELIN ANAKEE WILD
一度履いてみたかった
クチコミでの評判が良い
オンもオフもそこそこ行けた
え、もう無いの
6200km

MOTOZ Tractionator RallZ
初のMOTOZ体験
オフロード重視とは、如何ほど?
期待→不安→今は期待

3種のタイヤをザックリ比較

作業準備 タイヤ以外で事前に準備したモノ

タイヤ以外で準備したモノについては
以下のとおりです

作業前に購入したモノ

作業に先立ち
事前に購入したモノ

1 チューブ フロント用
  ダンロップ社製 90/90-21

2 チューブ リア用
  ダンロップ社製 150/70R18

3 リム・バンド フロント用
  ダンロップ社製 22-21

4 リム・バンド リア用
  ダンロップ社製 45-18

5 エアバルブプーラー
  デイトナ製

この内、実際に使用したのは
チューブ リア用
ダンロップ社製 150/70R18
 のみ

他の製品については、
継続使用可能であったり、
使用せずに交換できた
予備部品となりました。

交換作業に使用する工具類

手持ちの工具から
作業用に準備したモノについては
以下のとおりです。

1 トルクレンチ 大1
2 ゴムハンマー
3 ラチェットハンドル 大1 中2
4 エクステンションバー ×2
5 トルクレンチ 中1
6 アーレンレンチ 19mm
7 オープンレンチ 13/12mm
8 オープンレンチ 11/10mm
9 ソケットレンチ 10mm
10 ソケットレンチ 12mm
11 ソケットレンチ 27mm
12 バルブコアレンチ
13 メガネレンチ  17/19mm
14 タイヤレバー ×2
15 ノギス

※ 上記以外に、
  作業中に購入するハメになったモノについては
  後ほど記載します。

前輪 交換作業

交換作業は、以下の手順で
前輪→後輪の順に実施しました

1 ジャッキ・アップ

2 車体からタイヤの取り外し
  取り外し
  エア抜き
  

3 ホイル外し
  タイヤレバーを使用してホイル外し
  チューブの引き抜き

4 新タイヤへホイル組み付け
  チューブの入れ込み
  タイヤレバーを使用しホイル組み付け

5 エアの注入
  エア漏れチェック実施

6 車体へタイヤ取り付け
  前輪
  フロントアクスルピンチボルト

  締付け順に注意
  後輪
  チェーン取り付け

  ブレーキキャリパーに注意

1 ホイル・バランスについては
  自分で取ったことがありません
  乗車中に、許容できないほどの

  アンバランスを感じたら対策します。

2 前輪・後輪復旧後の点検・調整
  前輪:フォークのねじれ点検
  
後輪:チェーンの張力調整

ossan
ossan

フォークのねじれ点検
チェーンの張力点検」の詳細は
下のボタンからどうぞ👇

ジャッキ・アップ

センタースタンドの他に
以前使用していたジャッキを補助として使いました
耐荷重が「150kg」のところTenere700の車両重量は、
205kgですから
メインで使うことはできません

自己責任ぐらつき防止に使いました

車体からタイヤの取り外し

フロントホイルアクスルピンチボルトを
10mmのソケットで緩める
19mmのアーレンレンチ
  フロントアクスルを緩め引き抜く
 (19mmのメガネをハンドルとして応用)
なんで外れてくれないのかな?
  そうだ「ブレーキキャリパーを始めに外せ」と
  誰かが言っていました (~_~;)  
  12mmのソケット使用
エア抜き
バルブコアレンチ使用

ホイル外し

ここからが本番です

タイヤレバーを使いビードを落とし
タイヤに乗りながら更にビードを落とします
片側のビードが外れた所でチューブを引き抜き
反対側のビードもレバーで落とし…
「リム・テープ」がキレイだったので
 用意した「リム・バンド」は使用せず

新タイヤへホイル組み付け

新タイヤをホイルに組み付ける前に
ちょっとだけ整備

ブレーキディスクをクリーナーで清掃して
ディスクの状態と厚さを確認
ディスク使用限度 4.0mm
パッドの記録も取りました
パッド使用限度 1.0mm
チューブを仕込み
少しだけエアを入れ安定させる
ビードWAXを塗布
ホイルの組み込み
(エアバルブプーラー使用せず完了💦)

エアの注入・エア漏れチェック

フロントタイヤの指定空気圧:220kPa=32psi

車体へタイヤの取り付け

フロントホイルアクスルの
シャフト部分にグリスを塗布
ねじ部にはグリスを塗布しません
①フロントホイルアクスル  19mm 72N/m
 ②ピンチボルト 内→外→内   12mm 21N/m
③ブレーキブラケットボルト 12mm 40N/m

後輪 交換作業

余裕で前輪の作業を終え、拍子抜けしましたが
問題は、後輪作業でした…

車体からタイヤの取り外し

後輪を車体から取り外す前に

新タイヤを車体に復旧する時に
チェーンの状態を元に戻せるよう
左図の4:刻み目盛りの位置を記録
して下さい。

上記のチェックを実施した後に作業にかかります。

①ロックナットを12mmのオープンで      
②アジャスティングボルトを10mmでそれぞれ緩め
③リアホイルアクスルナットを27mmのソケットで緩め
エクステンションバーハンマー
  リアホイルアクスルを押し出します。
  (工具の使用法については、自己責任
リアディスクを確認します。 使用限度 4.5mm
(写真ありませんが…パッド  使用限度 1.0mm

ホイル外し(レバーのみでは無理と悟る)

問題は後輪でした。

前輪が終わったくらいで、
余裕かましては、
いけなかったのです💧

乗っかろうが、レバーでこじろうが
ビクともしませんでした。

やり方が悪かったのかな?
完全に自信喪失

この日は、車庫から少し車体を出した状態で作業を開始しました。
明日は雨の予報
何としても今日中に作業を終えたい。中途半端は困るー

結局、ムリと思ってから、3秒ほど考え…
行ってきました。ア○○トロ・プロダクト
(近所で良かった)
初ビードブレイカー。結構な出費💧
タイヤ交換、店に依頼できたんじゃないかってホド

こうなったら、このビードブレイカーで
「2回以上は、自力でのタイヤ交換するぞ」と男らしく決意😤

腕だけの操作ではムリだったので、体重を利用
アッサリ外れました

初めてのビードブレイカー」使用
使い方は動画の見よう見まねでした
とりあえず、外すところまで出来ました

新タイヤへホイル組み付け

初めてのビードブレイカー」使用
この時やってしまったのが…

ビードブレイカー使用時に
ムリな力がかかったと推定
チューブ リア用 ダンロップ社製 150/70R18
買っておいた予備部品が、早速役立ちました。

更に今度は、
ホイルが、新タイヤに組めません💧

タイヤレバーで格闘すること小1時間ほど…
レバーのみでは組めないと悟り
やや放心気味
考えた末…
「ビードブレイカーで踏みつけながら
タイヤレバーで組む作戦」
「組めました」

マジ少し泣きそうでした🥹

エアの注入・エア漏れチェック

リアタイヤの指定空気圧:250k Pa=36psi

車体へタイヤ取り付け

リアタイヤを車体に復旧する上で
Tenere700の整備マニュアル」で
要点として挙げられている部分

図はYAMAHAの「PC版パーツカタログ
から引用しました。
リアホイルアクスルを挿入し
 ホイルナットを仮止めします

アジャスティングボルト
目盛を元の位置に調整して

ロックナットで固定します

アジャスティングボルト 10mm
ロックナット  12mm 16N/m
④後輪を前方に全力で圧しながら
  リアホイルアクスルナットを  
  本締めします         

リアホイルアクスルナット
27mm 105N/m

この際、チェーン調整必至です。

新タイヤ取り付け後の点検

車体から車輪を脱着した際は、
復旧後にブレーキチェーンなどの点検を実施します。

ossan
ossan

チェーンの調整要領
下のボタンをクリック👇

あとがき(MOTOZ Rallz を6700km 使ってみての感想)

MOTOZ Rallz を履いて、
4ヶ月で6700kmを走りました。

MOTOZは今までTenere700で履いたタイヤの中で
純正ピレリMICHELIN ANAKEE WILDMOTOZ Rallz
オフロード性能は1番でした。

但し、オンロードでの騒がしさは
距離を増すごとに、気になりました。
結果、6700kmを走行して
純正のピレリ(中古)に戻しました

純正ピレリに戻した様子は、
下記のブログを参照いただければ幸いです。

ossan
ossan

純正ピレリに戻した様子は
下記のブログを参照いただければ幸いです👇

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この記事を書いた人

北海道在住
おっさんライダー(DAEG→SEROW225→KLX250→Tenere700)
夏季は、林道でバイクを倒したり、
起こしたり、下敷きになったり
冬季は、主に冬眠中

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